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No.64



Bone & Joint Research Update NEW!
No.64 December 2017

監修:折茂 肇/顧問:松本俊夫
編集:福本誠二/中島友紀/宗圓 聰/杉本利嗣/田中 栄/米田俊之


A4版・43頁
発行年:2017年12月12日


サンプルページ

当シリーズのコンセプト


分 野:骨・軟骨代謝を中心とした臨床と基礎研究の最新の成果を, 世界の最新論文の中から注目すべき論文を選択し,エッセンスにしてお届けするシリーズ(年3回[4月,8月,12月]発行)

構 成: 臨床的研究編(「病因・病態」「診断」「治療」「リウマチの臨床」)と 、 基礎的研究編(「骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白」「破骨細胞と骨吸収」「ホルモンとサイトカイン」「炎症・免疫と骨」等)に分類し、毎号30本を紹介しています

監 修:折茂 肇
(医療法人財団 健康院 理事長)
監 修:松本俊夫(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター長)
編 集:福本誠二(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター 特任教授)

中島友紀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
       分子情報伝達学 分野長 准教授)

宗圓 聰(近畿大学医学部奈良病院 整形外科・リウマチ科 教授)
杉本利嗣(島根大学医学部内科学講座 内科学第一 教授)
田中 栄(東京大学大学院医学系研究科外科学専攻

      感覚運動機能医学講座整形外科学 教授)
米田俊之(米国インディアナ大学医学部 血液・腫瘍学部門 教授,
       大阪大学大学院歯学研究科 生化学教室 特任教授
       [非常勤])

 

歴 史:1996年「Bone Research Update」として創刊。 2004年、No.25より「Bone & Joint Research Update」と改名して現在に至る。

No.64 December 2017
目 次


【I. 臨床的研究】


A 病因・病態
  • 年齢,性別,脂肪分布に応じた肥満と大腿骨頸部強度との関連性
  • 最大骨量をもつ年代の非糖尿病男性において,インスリン抵抗性は皮質骨サイズ低下に関連する
  • 椎体骨折のリスク因子としての原発性アルドステロン症
  • 慢性腎臓病患者におけるビタミンD 充足状態と全死亡:システマティックレビューと用量応答性メタ解析
  • 甲状腺癌の骨イベントと死亡率:地域住民ベースの検討
  • エクソーム解析によって同定されたAIRE 遺伝子変異に伴う単発性副甲状腺機能低下症の一家系

B 治療

  • 血清25 水酸化ビタミンD 濃度の測定法とビタミンD の生物学的活性の関係

C 治療

  • テリパラチドの連日投与に伴い皮質骨多孔性は増加するが,週1回投与では増加しない
  • テリパラチドやデノスマブ終了後に適切な骨粗鬆症治療を行う重要性
  • 閉経後骨粗鬆症女性に対する経口ビスホスホネート製剤からロモソズマブ(抗スクレロスチンモノクローナル抗体)かテリパラチドへの切り替えの比較:第V相オープンラベルランダム化試験,STRUCTURE試験
  • 骨粗鬆症女性患者におけるビスホスホネート製剤(BP)投与歴の有無と静注製剤ZOL(Zoledronate)・IBN(Ibandronate)初回投与の急性期反応の関連因子
  • 一期的創閉鎖と休薬によりMRONJ を回避できるか―経口ビスホスホネート関連顎骨壊死の抜歯後リスク,多施設過去起点調査より
  • 経口ビスホスホネート治療中の骨折は骨材質強度の低下と関連する
  • 抗スクレロスチンモノクローナル抗体BPS804 の成人低ホスファターゼ症患者に対する効果

D リウマチの臨床

  • 免疫チェックポイント阻害薬治療後に生じる関節リウマチおよび多発性筋痛症
  • 関節リウマチに関連する間質性肺疾患の集団ベースコホート研究:合併症と死亡率
  • 早期関節リウマチ患者の20 年間における整形外科関節手術の予測因子及び術後アウトカムの解析
  • 若年発症関節炎と妊娠の転機: 集団ベースコホート研究
  • 関節リウマチ患者におけるトファシチニブ単剤,トファシチニブとメトトレキサー ト併用,およびアダリムマブとメトトレキサート併用の有効性と安全性(ORAL治療戦略): 3b/4 相,二重盲検,直接比較,無作為化比較試験
  • メトトレキサートで治療中の関節リウマチ患者でのリンパ増殖性疾患におけるリンパ球数変化の異なるパターン


【 II . 基礎的研究】


A 骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白
  • 骨細胞特異的WNT1 は骨恒常性維持において骨芽細胞の機能を制御する
  • miR-23aクラスターは骨芽細胞においてTGF-βシグナルを制御することで骨細胞への分化を促進する
  • 感覚神経でのNGF-TrkA シグナルは骨格が機械的負荷に適応するために必要である
  • 光遺伝学によるPlexin-B1 の活性化によって明らかとなった破骨細胞と骨芽細胞における細胞間の接触反発作用
  • 肥満や加齢による骨髄脂肪細胞の蓄積は幹細胞に基づく造血再生や骨の治癒を障害する
  • 血管内皮細胞の骨芽細胞への形質転換が前立腺がんの造骨性骨転移を成立させる
  • アクチビンA はmTOR シグナルを活性化し,進行性骨化性線維異形成症における軟骨形成を促進する

B ホルモン・サイトカイン

  • 卵胞刺激ホルモン(FSH)の阻害は熱発生効率の高い脂肪組織形成を誘導し,体脂肪を減少させる
  • X染色体優性低リン血症性くる病モデルマウス:Hyp マウスに対するカルシミメティック:R568とカルシトリオールの効果の比較検討

C 炎症・免疫と骨

  • マラリア原虫由来産物が骨髄に残留し,慢性的な骨減少を促進する
【U.S.A. Hotline】(エッセイ)
トランプ大統領のアジア歴訪の評価

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