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No.65



Bone & Joint Research Update NEW!
No.65 April 2018

監修:折茂 肇/顧問:松本俊夫
編集:福本誠二/中島友紀/宗圓 聰/杉本利嗣/田中 栄/米田俊之


A4版・51頁
発行年:2018年4月20日


サンプルページ

当シリーズのコンセプト


分 野:骨・軟骨代謝を中心とした臨床と基礎研究の最新の成果を, 世界の最新論文の中から注目すべき論文を選択し,エッセンスにしてお届けするシリーズ(年3回[4月,8月,12月]発行)

構 成: 臨床的研究編(「病因・病態」「診断」「治療」「リウマチの臨床」)と 、 基礎的研究編(「骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白」「破骨細胞と骨吸収」「ホルモンとサイトカイン」「炎症・免疫と骨」等)に分類し、毎号30本を紹介しています

監 修:折茂 肇
(医療法人財団 健康院 理事長)
監 修:松本俊夫(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター長)
編 集:福本誠二(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター 特任教授)

中島友紀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
       分子情報伝達学 分野長 准教授)

宗圓 聰(近畿大学医学部奈良病院 整形外科・リウマチ科 教授)
杉本利嗣(島根大学医学部内科学講座 内科学第一 教授)
田中 栄(東京大学大学院医学系研究科外科学専攻

      感覚運動機能医学講座整形外科学 教授)
米田俊之(米国インディアナ大学医学部 血液・腫瘍学部門 教授,
       大阪大学大学院歯学研究科 生化学教室 特任教授
       [非常勤])

 

歴 史:1996年「Bone Research Update」として創刊。 2004年、No.25より「Bone & Joint Research Update」と改名して現在に至る。

No.65 April 2018
目 次


【I. 臨床的研究】


A 病因・病態
  • 青年期1型糖尿病では筋機能と骨強度が低下する
  • 日本人高齢男性において高血糖は骨密度の増加と海綿骨スコア(TBS)
  • 甲状腺癌に対するTSH抑制療法中の女性は高い割合で椎体骨折を有する

B 治療

  • 骨粗鬆症女性におけるロモソズマブ,アレンドロネートの骨折予防
  • 重度閉経後骨粗鬆症に対するテリパラチドとリセドロネートの効果
  • 閉経後骨粗鬆症におけるビスホスホネートの休薬:臨床的骨折リスクへの影響
  • 骨粗鬆症治療薬使用患者の深部静脈血栓症リスク:スペイン・英国の20万人以上の大規模コホート疫学研究
  • 原発性副甲状腺機能亢進症患者に対する外科的治療により骨の微細構造および骨強度が改善する
  • カルシウム感知受容体のペプチド系作動薬であるエテルカルセチド
    (AMG 416)は,進展した二次性副甲状腺機能亢進症を有する腎亜全摘ラットの皮質骨構造と骨強度を保持した
  • PTH製剤治療に伴う副甲状腺機能低下症患者の健康関連QOLの変化

C リウマチの臨床

  • 経口避妊薬,授乳と関節リウマチの発症リスク:スウェーデンのEIRA試験の結果から
  • Receptor activator of nuclear factor kappa-B ligand濃度の増加は関節リウマチの発症に先立つ
  • 早期関節リウマチにおけるメトトレキサート単独初期治療と腫瘍壊死因子阻害薬(アダリムマブ)併用初期治療に関するtreat-to-targetの転機試験
  • 関節リウマチ患者の整形外科手術の変化:日本関節リウマチデータベースを用いた疫学研究
  • 関節リウマチにおけるbDMARDの中止または漸減例での,寛解,低疾患
    活動性の喪失やX線学的進行の危険性:文献の系統的解析およびメタ解析
  • 生物学的DMARDsで治療した関節リウマチ患者の2番目の悪性新生物および死亡のリスク:デンマークの集団ベースコホート研究
  • 生物学的製剤使用関節リウマチ患者の悪性新生物:スウェーデンコホート研究

【 II . 基礎的研究】


A 骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白
  • グリピカン-6はヘッジホッグシグナルを活性化することで発生期での長管骨の成長を促進する
  • 骨細胞内のTGF-βシグナルは骨小腔周囲−骨細管リモデリングを介して骨質を制御する

B 破骨細胞と骨吸収

  • Protein kinase N3はWnt5a-Ror2シグナルの下流で破骨細胞による骨吸収を促進している

C ホルモンとサイトカイン

  • 皮質骨化は局所のSOCS3を必要とし,IL-6を介したアンドロゲンの活性により促進される
  • 抗スクレロスチン抗体反復投与後の骨形成効果の減弱にはWntアンタゴニストの増加が関連している
  • 腸内細菌叢依存的Cyp27b1の誘導が大腸の炎症と関連する: 大腸炎症制御における局所産生1,25-水酸化ビタミンD3の関与
  • プロタンパク転換酵素furinはオステオカルシンと骨の内分泌器官としての機能を制御する
  • オステオカルシンによる認知機能制御はGpr158を介する
  • α-KlothoはFGF23シグナル伝達のための非酵素的足場分子である

C 炎症・免疫と骨

  • 細胞老化を標的とすることによりマウスの加齢性骨量減少を予防できる

C 骨と癌

  • 骨芽細胞は遠く離れた肺がんにSiglecFhigh好中球を送り込み,その増大を促進する
  • Wntシグナル阻害因子DKK1は乳がんの肺転移および骨転移に対してそれぞれ異なる作用を示す
  • アポトーシスに誘導されたCXCL5は骨の炎症や前立腺癌の増殖を促進する
【U.S.A. Hotline】(エッセイ)
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