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No.65



Bone & Joint Research Update NEW!
No.66 August 2018

監修:折茂 肇/顧問:松本俊夫
編集:福本誠二/中島友紀/宗圓 聰/杉本利嗣/田中 栄/米田俊之


A4版・55頁
発行年:2018年8月10日


サンプルページ

当シリーズのコンセプト


分 野:骨・軟骨代謝を中心とした臨床と基礎研究の最新の成果を, 世界の最新論文の中から注目すべき論文を選択し,エッセンスにしてお届けするシリーズ(年3回[4月,8月,12月]発行)

構 成: 臨床的研究編(「病因・病態」「診断」「治療」「リウマチの臨床」)と 、 基礎的研究編(「骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白」「破骨細胞と骨吸収」「ホルモンとサイトカイン」「炎症・免疫と骨」等)に分類し、毎号30本を紹介しています

監 修:折茂 肇
(医療法人財団 健康院 理事長)
監 修:松本俊夫(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター長)
編 集:福本誠二(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター 特任教授)

中島友紀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
       分子情報伝達学 分野長 准教授)

宗圓 聰(近畿大学医学部奈良病院 整形外科・リウマチ科 教授)
杉本利嗣(島根大学医学部内科学講座 内科学第一 教授)
田中 栄(東京大学大学院医学系研究科外科学専攻

      感覚運動機能医学講座整形外科学 教授)
米田俊之(米国インディアナ大学医学部 血液・腫瘍学部門 教授,
       大阪大学大学院歯学研究科 生化学教室 特任教授
       [非常勤])

 

歴 史:1996年「Bone Research Update」として創刊。 2004年、No.25より「Bone & Joint Research Update」と改名して現在に至る。

No.66 April 2018
目 次


【I. 臨床的研究】


A 病因・病態
  • 高齢者における筋障害の有無での骨指標の評価
  • 骨形態,体積骨密度,骨微細構造は家族間で類似する
  • 高齢男性の手関節骨折の疫学:MrOS studyより
  • 抗加齢ホルモンKlotho濃度の減少は2型糖尿病における腎機能の低下を予測する

B 診断

  • スクリーニング検査により高齢女性の骨折発症は減少するか(SCOOP研究):ランダム化比較試験
  • 血液透析を受けている慢性腎不全患者での骨折リスク評価に対するFRAXの有用性:2年間の多施設前向きコホート研究
C 治療
  • 臨床骨折後のビスホスホネート投与と新規骨折リスク
  • ビスホスホネートは閉経後日本人女性において加齢に伴う体重減少を防ぐ
  • 米国での大腿骨頸部骨折に関する動向,2002年〜2015年
  • 閉経後骨粗鬆症患者における,テリパラチド治療による血中ペリオスチンへの影響と骨形成,骨密度の制御因子との関係性
  • ビタミンD3誘導体の経口投与は腸管でのカルシウム吸収を促進する――骨粗鬆症患者における前向きオープンラベルランダム化試験
  • 原発性副甲状腺機能亢進症を合併した肥満者および非肥満者における副甲状腺摘出術による海綿骨スコア(TBS)の変化

C リウマチの臨床

  • 関節リウマチ(RA)におけるTNF-α阻害剤治療は10年後の手指変形性関節症(OA)の進行リスクを減少させる
  • 生物学的DMARDs登場後の関節リウマチ患者における股関節・膝関節置換術の頻度:デンマークの全国規模ヘルスケアレジストリを用いた分割時系列解析
  • 骨の生体力学的特性は,ACPA陽性のリウマチの患者において損なわれ,骨折の発生に関連する
  • 過去10年と比較して,21世紀には早期関節炎患者の転帰は良くなったのか? ノーフォーク関節炎登録の結果より
  • 若年性特発性関節炎(JIA)に罹患した患者の再発の予測因子としてのベースライン超音波検査

【 II . 基礎的研究】


A 骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白
  • 転写因子scleraxisは大人マウスの腱創傷治癒における腱前駆細胞の分化方向決定に重要な貢献をする
  • 線維芽細胞/脂肪細胞共通前駆細胞(FAP)におけるアクチビンシグナルは進行性骨化性線維異形成症を引き起こす
  • 骨芽細胞系細胞のHIFシグナルは全身性に乳がんの増大と転移を促進する
B 骨細胞
  • 骨芽細胞から骨細胞への移行における古典的Wntシグナルとのクロストークを介したNotchによる骨細胞分化の調節作用

  • レプチン非依存的に脂肪量を制御する体重の恒常系

C 破骨細胞と骨吸収

  • 1)破骨細胞による骨吸収機構:骨量低下を引き起こすHIV-1の標的
    2)HIV共受容体CCR5は破骨細胞の機能を制御する
  • 破骨細胞が分泌するSLIT3は,骨吸収と骨形成を調整する
  • 短鎖脂肪酸は全身の骨量を制御し,疾患による骨量減少を防ぐ

D ホルモンとサイトカイン

  • PTH(1-34)と成長ホルモンはラットにおいて廃用性のosteopeniaとsacropeniaを予防する
  • 骨芽細胞と破骨細胞の直接的な細胞間接触はそれぞれの機能をダイナミックに制御する
  • FGF23によるリン・ビタミンD代謝調節において,腎臓近位尿細管のα-Klotho/FGF受容体複合体が中心的な役割を果たす

E炎症・免疫と骨

  • 骨破壊性T細胞による口腔微生物叢に対する生体防御機構
  • クラス3セマフォリンは関節リウマチの線維芽細胞様滑膜細胞の浸潤能を調節する

 

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