―シリーズ総集編―
望月博之 (東海大学医科学専門診療学系小児科学教授)
丹羽 徹 (東海大学医科学専門診療学系画像診断学准教授)
明解 画像診断の手引き
呼吸器領域編 Suppl
について
★「画像診断の新しいアプローチ」として122号よりリニューアル
『明 解 画像診断の手引き:呼吸器領域編Suppl』シリーズは、「実践:確定診断への道」から、さらに踏み込んで「実践:確定診断から治療への道」となって計
121号刊行した後、より一層現代の医療現場に貢献できるようにとの意欲を示すべく、122号より「画像診断の新しいアプローチ」のネーミングで再出発い
たしました。
今後も常に鮮明な写真、読影ポイントの明示などにより、読影力増強のツールとしてだけではなく、実践的なツールとしてさらにお役立ていただくことができる内容を心がけてまいります。
なお、122号より市販も開始しております。全国の書店、または当社へご注文ください。
★小児呼吸器領域シリーズをまとめた単行本を2冊刊行しております
1.
明解 画像診断の手引き 小児呼吸器領域編
2.
明解 画像診断の手引き 小児呼吸器領域編 2
編集:
委員
小倉 高志
(神奈川県立循環器呼吸器病センター副院長/呼吸器内科部長)
酒井 文和
(埼玉医科大学国際医療センター画像診断科教授)
藤田 次郎
(琉球大学医学部附属病院長)
沖本 二郎
(川崎医科大学総合医療センター副院長/川崎医科大学総合内科学1教授)
川崎 一輝
(国立成育医療研究センター病院呼吸器科医長)
望月博之
(東海大学医学部専門診療学系小児科学教授)
顧問
江口 研二
(帝京大学医学部難治疾患支援学講座特任教授)
桑原 正喜
((社医) 岡本病院財団 京都岡本記念病院呼吸器外科顧問)
(2018年3月現在)
小児呼吸器領域35
内容紹介
14年の長きにわたり、毎回若手からベテランまでを揃えたチームで当シリーズに取り組んでくださった東海大学・望月博之教授による、総括編です。とりわけ印象的な症例を自選し、敏腕放射線科医の丹羽徹先生とお二人で改めて見つめながら、小児呼吸器画像診断のあるべき姿、進むべき道について語り合いました。
【目次】
胸部X線単純写真の情報量を過小評価していないか?
基本的な読影テクニック
①シルエットサイン陽性・陰性
②エアトラッピング:細気管支炎,気道異物例
③気管支壁の肥厚
見えているものを正しく評価する
①胸腺
②偏位
③ポータブル撮影像
④気管支行性と血行性
特殊な条件下での画像診断
①胸郭変形
②日和見感染症としての肺炎
③無顆粒球症の肺炎
④交通事故・外傷
⑤溺水の胸部画像
移行期医療と画像診断
①この子たちの未来を考えた医療が必要だ
②小児科医から成人診療科へのバトンタッチ
③小児科医と画像診断医の今まで以上の提携を!
④超高齢化社会を意識した小児医療を