詳細

背景のある肺ノカルジア症例9例を集中的に検討

明解 画像診断の手引き―呼吸器領域編

Suppl 174/画像診断の新しいアプローチ38

肺ノカルジア症の画像所見


藤田 次郎

(琉球大学医学部附属病院長/琉球大学大学院感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科)教授)

喜舎場朝雄

(沖縄県立中部病院呼吸器内科部長)

原永 修作

(琉球大学医学部附属病院総合臨床研修・教育センター特命准教授)

新垣 若子

(琉球大学大学院感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科))

判型:A4/頁:16
発行年:2018年8月30日
定価:350円(本体)+税
(全国の書店または、当社へご注文ください)
ISBN978-4-86102-282-1 C3047

明解 画像診断の手引き
呼吸器領域編 Suppl について


★『明解 画像診断の手引き:呼吸器領域編Suppl』とは
 胸部X線上の異常陰影の表れ方をパターン化した「パターン分類」に基づいたわかりやすい画像診断の手引きとして刊行されたシリーズ企画『明解 画像診断の手引き:呼吸器領域編』18冊(2000年9月〜2002年4月/単行本化)の後にスタートしたシリーズです。
  胸部単純X線写真をどのように読影して次のステップに進み、確定診断を得、どのような治療を行うべきかを大テーマとしつつ、実際の症例に即して、経験豊富 な名医と気鋭の若手医師が討論するスタイルです。真摯なやりとりの中に、重要点がおのずと浮き彫りとなり、実践的なツールとなるとして甚大な支持を得て号 数を重ねてまいりました。

★「画像診断の新しいアプローチ」として122号よりリニューアル
『明 解 画像診断の手引き:呼吸器領域編Suppl』シリーズは、「実践:確定診断への道」から、さらに踏み込んで「実践:確定診断から治療への道」となって計 121号刊行した後、より一層現代の医療現場に貢献できるようにとの意欲を示すべく、122号より「画像診断の新しいアプローチ」のネーミングで再出発い たしました。
 今後も常に鮮明な写真、読影ポイントの明示などにより、読影力増強のツールとしてだけではなく、実践的なツールとしてさらにお役立ていただくことができる内容を心がけてまいります。
 なお、122号より市販も開始しております。全国の書店、または当社へご注文ください。

★小児呼吸器領域シリーズをまとめた単行本を2冊刊行しております
1. 明解 画像診断の手引き 小児呼吸器領域編
2. 明解 画像診断の手引き 小児呼吸器領域編 2

編集:
委員
小倉 高志
(神奈川県立循環器呼吸器病センター副院長/呼吸器内科部長)
酒井 文和
(埼玉医科大学国際医療センター画像診断科教授)
藤田 次郎
(琉球大学医学部附属病院長)
沖本 二郎
(川崎医科大学総合医療センター副院長/川崎医科大学総合内科学1教授)
望月博之
 (東海大学医学部専門診療学系小児科学教授)

顧問
江口 研二
(帝京大学医学部難治疾患支援学講座特任教授)
桑原 正喜
((社医) 岡本病院財団 京都岡本記念病院呼吸器外科顧問)


(2018年9月現在)

画像診断の新しい
アプローチ38
内容紹介

放線菌の一属であるノカルジアによる肺感染症は、何らかの背景がある人に発症しやすいとされています。本号では、 基礎疾患や免疫抑制を伴う症例を9例、集中的に検討する中で、本症の画像所見の傾向・特徴を浮き彫りにしています。
【症例1】
80歳男性:基礎疾患=ネフローゼ症候群(膜性腎症);免疫抑制=ステロイド,シクロスポリン使用中
【症例2】
86歳女性:基礎疾患=ANCA関連血管炎,維持透析他;免疫抑制=ステロイド使用中
【症例3】
65歳男性:基礎疾患=ANCA関連血管炎,維持透析,COPD;免疫抑制=ステロイド,エンドキサン使用中
【症例4】
86歳男性:基礎疾患=ANCA関連血管炎,肺気腫,下肢閉塞性動脈硬化症,他;免疫抑制無し
【症例5】
67歳男性:基礎疾患=気管支拡張症,AVR術後,非結核性抗酸菌症;免疫抑制無し
【症例6】
57歳女性:基礎疾患=シェーグレン症候群,胆嚢炎;免疫抑制無し
【症例7】
69歳男性:基礎疾患=MPO-ANCA関連血管炎,糖尿病(インスリン使用中);免疫抑制無し
【症例8】
51歳男性:基礎疾患=ATLL,大動脈瘤;免疫抑制=エトポシド使用中
【症例9】
69歳男性:基礎疾患=糖尿病(インスリン使用中),COPD;免疫抑制無し

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