COVID-19肺炎と間質性肺炎の類似性を認識しすることが重要です
明解 画像診断の手引き—呼吸器領域編
Suppl 194/画像診断の新しいアプローチ52
COVID-19肺炎の画像診断と治療 (3)
& IPFの国際ガイドライン2022版の検討
定価:330円(本体300円+税) ISBN:978-4-86102-300-2 C3047
明解 画像診断の手引き
呼吸器領域編 Supplについて●『明解 画像診断の手引き:呼吸器領域編Suppl』とは
胸部X線上の異常陰影の表れ方をパターン化した「パターン分類」に基づいたわかりやすい画像診断の手引きとして刊行されたシリーズ企画『明解画像診断の手引き:呼吸器領域編』18冊(2000年9月〜2002年4月/単行本化)の後にスタートしたシリーズです。
胸部単純X線写真をどのように読影して次のステップに進み、確定診断を得、どのような治療を行うべきかを大テーマとしつつ、実際の症例に即して、経験豊富な名医と気鋭の若手医師が討論するスタイルです。真摯なやりとりの中に、重要点がおのずと浮き彫りとなり、実践的なツールとなるとして甚大な支持を得て号数を重ねてまいりました。
●「画像診断の新しいアプローチ」として122号よりリニューアル
『明 解
画像診断の手引き:呼吸器領域編Suppl』シリーズは、「実践:確定診断への道」から、さらに踏み込んで「実践:確定診断から治療への道」となって計121号刊行した後、より一層現代の医療現場に貢献できるようにとの意欲を示すべく、122号より「画像診断の新しいアプローチ」のネーミングで再出発いたしました。
今後も常に鮮明な写真、読影ポイントの明示などにより、読影力増強のツールとしてだけではなく、実践的なツールとしてさらにお役立ていただくことができる内容を心がけてまいります。
なお、122号より市販も開始しております。全国の書店、または当社へご注文ください。
●小児呼吸器領域シリーズをまとめた単行本を3冊刊行しております
内容紹介
「COVID-19パンデミック下で,肺炎,インフルエンザ,気管支喘息といった病気が減ってきた中で,間質性肺炎だけは死亡率が減りません。外来で何か分からないが間質性肺炎ということで紹介されて診ると,実はCOVID-19だったという経験もあるかもしれません。昨年,おととしの2回のこのシリーズではCOVID-19肺炎と間質性肺炎の類似性を指摘しました。特に,COVID-19がARDSをおこしやすくその画像診断において肺の虚脱をとらえることが重要であることを勉強しました。そうした状況下,IPF(特発性肺線維症)の国際ガイドラインのリニューアル版*が発表になりました(本年5月)。今回は,その内容と,COVID-19肺炎の症例の両方を検討したいと思います。」(本号全文より)
全10例掲載:症例1:COVID-19肺炎(第5波蔓延時:株未証明)
症例2:COVID-19肺炎(第6波:オミクロン株 BA1)
症例3:COVID-19肺炎(第6波:オミクロン株 BA1)
症例4:COVID-19肺炎(第6波:オミクロン株 BA1)
症例5:COVID-19肺炎(第6波:オミクロン株 BA1からBA2への移行期:株未証明)
症例6:COVID-19肺炎関連(第6波:株未証明)
症例7:COVID-19肺炎関連(第6波:株未証明)
症例8:特発性肺線維症(IPF)
症例9:特発性肺線維症(IPF)
症例10:線維性過敏性肺炎(f-HP)